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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    2014年12月議会 議案に対する井上まり子議員の討論

    [2014.12.16] -[議会活動]

     議案第59号清掃施設運転維持管理事業更新工事請負契約の締結について、他議案第60号、議案第69号について反対の立場で、議案第66号門真市廃棄物の減量推進及び適正処理等に関する条例の一部改正について賛成の立場で討論を行います。

     まず、議案第59号清掃施設運転維持管理事業更新工事請負契約の締結についてです。落札された業者と請負契約を締結することにあたっての審査の状況を聞かせていただき、今回応札した他社よりも一次審査、2次審査の合計評価点数が優れていたこと、また工事費用や更新する機器の性能についてもうかがい、一定認識いたしましたが、市としての更新工事のチェック体制については、門真市一般廃棄物処理施設に係る工事検査実施要領に基づいて、3重のチェックをしているとのことでした。しかし、3重のチェックと答弁していますが、これまでの議会質疑では、チェックする側の監督・検査職員の減少と確保についても曖昧であることが明らかになっています。本来、委託を進めれば進めるほど、チェックする側は専門性を高めていくことや、体制整備の強化が求められます。これまで進めてきた少人数行政を、十分検証し、抜本的に見直すことと、十分な監督、検査職員体制の維持、確保を求めるもので、議案第59号については認められません。

    次に議案第60号リサイクル施設運転維持管理事業更新工事請負契約の締結についてです。これも議案59号と同じく、少人数行政によるチェック体制に問題があり、議案60号についても賛成できません。

    次に、議案第69号平成26年度門真市一般会計補正予算(第4号)に含まれている社会保障・税番号制度システムの導入に伴う補正予算については反対です。同システムの導入はプライバシー侵害や成り済ましなどの犯罪を常態化するおそれがあり、同時に税や社会保障の分野では、徴税強化や社会保障給付の削減の手段とされかねないなどの問題を指摘してきました。

     そしてこのシステム導入は、地方自治体が要望したものでなく、国が導入を押し付けたにもかかわらず、費用を全額補助金で措置しないということは、二重に問題だと言わざるを得ず認めることは出来ません。

    次に賛成討論を行います。議案第66号 門真市廃棄物の減量推進及び適正処理等に関する条例の一部改正についてです。

     「一般廃棄物」の「処分する物」の手数料について、85円から90円に改めることについては、本市のごみ処理コストの状況や、近隣市の状況等をふまえ、受益者負担の適正化、ごみの減量化等を目的として実施しようとするものと答弁があり、また値上げについては市民参加の審議会が開催され、ゴミの減量化を図る観点から妥当であるという結論になったということで、一定理解をさせていただきました。ゴミの減量化を図ることは、重要なことだと考えますが、5円であっても年末の大掃除などで、どうしても特別に持ち込む場合はどの家庭にもあるもので、負担が増えるものとなります。市民にゴミの減量を図る方法は、手数料の負担以外の方法を今後、検討していただくことを要望し、討論といたします。