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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1594(2005年10月2日号)

    [2005.10.2] -[門真民報]

    市長は自らの言葉で所信表明やり直しを!-議会として問責決議で市長の政治責任を問うべき

     議会運営委員会が27日開かれました。今回の議会運営委員会は、20日に行った市長の所信表明の主要部分が2004年3月に大阪府の太田知事が行った府政運営説明を無断で引用したものであることを党議員団が突き止め、公表したことで明らかとなり、新聞やテレビで報道されたことについて、議会としての対応について協議するために開かれたものです。この日は一般紙において「8割以上引用」と報道されたことから、所信表明において引用した部分を示す資料が理事者より提出されました。

    知事演説引用にについては開き直りの弁明

     冒頭、園部市長から発言の申し出があり、所信表明について新聞やテレビで厳しく報道されたことについて「議員をはじめ市民の皆様方に混乱とご迷惑をおかけしましたことをまずもってここで深くお詫び申し上げます。」と謝罪しました。しかし、知事演説を無断引用したことについては「引用していること付け加えておけばと今になっては悔やまれる」とし、自らの言葉で所信を述べなかったことについては「この(知事演説)理念と施策が最善のものと確信」と無反省に開き直りました。

    公明党はあっさり了承、他の会派は「大きな怒り」など苦言

     これに対し公明党の山本純議員は「わかりました。二度とこの様なことが無いように」「是々非々で代表質問をさせていただく」と市長の弁明についてあっさりと了承しました。緑風クラブの寺前章議員は「大変驚くと同時に大きな怒りを覚える」「本当の市長の言葉を頂戴したかった。」とし、対応については持ち帰り相談するとしました。志政会の宮本一孝議員は「府政と市政では行政体として違いがあり、違和感を感じる。」「このまま代表質問を行っていいものか判断しかねる」と今後の協議とすることを要望しました。改革クラブの日高哲生議員は「今後は2度と無いように」とし、今後の対応は会派で協議するとしました。

    知事演説引用は議会への冒涜、市民への背信行為

     党議員団から出席した中西みよ子議員は(1)知事演説以外にも引用しているというが事実か(2)自身で考え述べたところはどこか(3)記者会見でなぜ引用部分をすべて明らかにしなかったのか(4)施策面について市幹部がチェックしたのかについて厳しく質し、「自分の思いを述べる場に8割もの盗用をしていたと言うことは議会に対する冒涜であり、市民に対しての背信行為」と厳しく指摘し、「一度これを撤回し一から自分の言葉で是非言ってほしい」と所信表明のやり直しを求めました。各会派の発言を受け、今後の議会運営については翌日10時からの議会運営委員会で協議し、決定することとしました。

    市民からは「恥ずかしい」との声が渦巻く

     28日に開催された議会運営委員会では、市長が次の本会議冒頭で「陳謝」することを明らかにし、公明党、緑風クラブ、志政会、改革クラブはこれを了としました。党議員団の中西みよ子議員はこの問題について「市民は『恥ずかしい』との声が渦巻いている。」とし、自分の言葉での所信表明を改めて求めるともに、「議会として問責決議をあげるべき」と提起しましたが、現時点での全会一致には至りませんでした。
     また、今後の議会日程についても協議が行われ、日程変更について決定されました。

    公明党が不当な言いがかり

     27日の議会運営委員会での協議の「その他」で、公明党の山本純議員が発言。党議員団が無断引用の事実を門真民報号外の配布で知らせたことについて「事前に知っていたのか」「議長と連携して市長に真意を質して事を起こしてもおかしくない」と不当な言いがかりをつけ、市長に向けるべき矛先を副議長でわが党議員団長の吉松正憲議員に向けました。これに対し吉松議員は「知事の発言をそのまま引用したことこそが問題であり、共産党の会派が調査し、市民や職員に知らせることに何の問題もないし、姿勢を変えるつもりもない。」ときっぱり。公明党の重大な事実を隠蔽しようとする姿勢が浮き彫りとなりました。