[2026.5.1] -[門真民報]
改憲の動きを止める運動すすめ
市民要求実現に取組む革新懇に
かどま革新懇第2回総会、高山佳奈子(京都大学院教授)氏が記念講演
昨年4月に結成された、「かどま革新懇」の第2回総会が開かれ、福田英彦、豊北ゆう子議員も出席しました。
総会は、2025年度の活動、決算、監査報告が行われました。
活動報告では、大阪憲法集会への参加をはじめ、古川橋駅頭での核兵器廃絶の宣伝、介護保険料引下げに関する請願署名活動への参加、「門真西高校を守る会」の請願署名活動への参加、子ども食堂支援募金の取組、防災学習会の開催など、多彩な活動について報告されました。続いて決算、監査報告の後、承認されました。
次に、2026度方針の提案では、諸団体と改憲の動きを止める運動、市民要求実現の運動に積極的に取り組むこと、文化活動や会員交流を進めることなどについて提案され、予算案とともに承認されました。
その後は新体制の提案があり承認され、門真市職労役員への「だまし討ち」裁判の勝利判決の報告などが行われ、閉会しました。
緊急事態条項で改憲突破、スパイ防止法で市民監視強化を許さない取組みを!
総会後の記念講演は、京都大学大学院法学研究科教授の高山佳奈子氏が、「総選挙後の高市政権を考える~市民の分断を乗り越えて~」をテーマに1時間余りお話しされました。
高市政権は、「反民主主義」、討論から逃げ、疑問に答えず、民主主義壊す
まず、高市政権については、「一言で『反民主主義』という言葉でまとめることができる」と述べ、選挙中も含め討論から逃げまくり、疑問に答えず、本来あるべき民主主義を壊しにかかってきているとハッキリ言える」と指摘しました。
第2章(戦争放棄)は、三権の外、9条だけ変えることはできない
次に、憲法改正の手続き(衆参の3分の2以上の賛成で国会が発議、国民投票でその過半数の賛成が必要)についてふれたうえで、現行の憲法の内容について確認。
前文には戦力不保持が明記され、9条のみが書かれている第2章(戦争放棄)は、三権(立法権、行政権、司法権)の外にあり、「憲法9条だけを変えることはできない」と述べました。
緊急事態条項から突破されることを防ぐ取組みが必要
そして、衆議院で改憲勢力が4分の3を超える中で、「まず緊急事態条項から」ということが言われ、緊急事態が何なのかの定義もない、裁判所がそれを決めることになっていない、市民の権利を弾圧する可能性があることなどについて憲法審査会事務局が示す資料を踏まえ指摘し、「この緊急事態条項の話をできるだけ正確にみんなで共有し、緊急事態条項から突破されてしまうのを防ぐための取り組みが非常に重要であると思います」と参加者に呼びかけました。
「スパイ防止法」は、これまでの市民監視をますます強くするもの
また、「スパイ防止法(国家情報会議設置法)」についてもふれ、新しく市民を監視する法律ができるわけではなく、既に市民や特定の政党などは監視の対象となっていたものを「市民の監視統制がますます強まるっていう言い方が正確」と問題点を指摘しました。
さらに高山氏は、「あなた、自衛官になりますか?」と問いかけ、高市政権の自衛官に対する命や人権を軽視する態度、低い待遇、「経済的徴兵」が起きうることを他国の事例も示し指摘しました。
最後に、門真市の現状についてふれ、犯罪発生率が高槻市と比べ人口当たり2・5倍となっていることを挙げ、京都府の青少年健全育成審議会委員だった経験から、「見守ろう」との姿勢に変えて少し改善したことを紹介しました。
最後に、自己肯定感が叩かれる中で、「横のつながりをつけて働きかけていくことが今後の取組として重要」だとして講演を締めくくりました。 参加者の感想では、①「憲法」改悪のこと「もうダメだー」と思っていたのが、「憲法をつくった人は相当賢かった」を聴いて「そうなんやー」と確信が持てました。
②憲法第2章戦争放棄は三権の外にあるので、自衛隊を憲法に書き込む事はできないとの話に感動しました。 ③緊急事態事項の事は興味深かった。などの感想はじめ様々な感想や意見が寄せられました。
「戦争反対」「平和憲法守れ」「学ぶ権利守れ」
改憲でなく、憲法を生かした政治に
憲法と教育のつどい 堀川あき子前衆議院議員が語る
日本共産党北河内南地区委員会は4月22日、「憲法と教育のつどい」をルミエール研修室で開催し、堀川あき子前衆議院議員が講演しました。
堀川氏は、2月の総選挙で自民党だけで3分の2の議席を占め、維新の会も加わって改憲勢力が多数を占め、国会内に危険な状況が広がっていること。
また、アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃がはじまり、戦争に発展するもとで、世界中で「戦争反対」の声が上がり、戦争を終わらせなければならない方向に動き出していることなど語るとともに、日本でも「戦争反対」や「今の平和憲法守れ」などプラカードを持って国会前行動が行われ4月19日の行動には3万6千人が押し寄せたことなど紹介しました。
また、憲法を守ろうという多数派をつくるために、憲法がどんな役割を発揮しているのかについても熱く語りました。
現行の日本国憲法は、前文と憲法9条で徹底した平和主義
「二度と戦争はしない」「そのために軍隊は持たない」侵略戦争と植民地支配の深い反省の上に立って、政府の行為によって二度と戦争を起こさせないという決意のうえでできている条項だと語り、当時の幣原喜重郎内閣総理大臣が、「ひとたび戦争が起これば人道は無視をされ、個人の尊厳と基本的人権は蹂躙され、文明は抹殺されてしまう。・・文明が戦争を抹殺しなければ、やがて、戦争が文明を抹殺するであろう」と議論の中で説明した内容を紹介しました。
現行憲法は豊かな人権を規定しています
11条に「基本的人権」が掲げられ、13条には「幸福追求権」、25条に「健康で文化的な最低限度の生活を送る権利」、 23条26条に「学ぶ権利」が掲げられていることを述べ、合わせて、「学習権は人間の生存にとって不可欠な手段である」等、学ぶ権利について宣言しているユネスコの学習権宣言の内容についても紹介しました。
堀川氏は、今の日本の教育の現状を見た時に、日本国憲法が謳っているような現状にあるのかと問題点を語りました。
不登校問題
高すぎる学費問題
この間の自民党政権の教育政策は、教育内容に介入・管理・競争させる中身で教育現場が疲弊している状況が広がっているとし、文科省の2023年の資料で、全国の小・中学校の不登校の児童・生徒数は、34万6482人となっていることが示されました。また、大学等の学費が高く、アルバイトをしないと学生生活を送れない状況で、学ぶ時間や機会を奪われているとし、この実態を変えていかなければならない。また、自民党の改憲案の問題点にふれ、今の憲法を変えるのではなく、憲法を生かした政治に変えていくために世論と運動を前に進めたいと述べました。
門真市立文化創造図書館KADOMADO内覧会
門真市立文化創造図書館「KADOMADO」の5月13日のオープンに先立ち、内覧会が4月24日行われ、豊北ゆう子議員が参加しました。
KADOMADO(カドマド)は、古川橋駅北側の元門真市立第一中学校跡地に建設された、図書館と文化施設の生涯学習複合施設です。施設の管理・運営は指定管理者が行います。
1階から4階までは図書スペースが配置され、4階はこども図書館、屋上には蓮根の形のベンチが設置されていました。また、貸室、学習席(多数)、調理コーナー等設置され、4階まで吹き抜けの建物で、開放感があります。市民が利用しやすい図書館、文化施設、憩いの場所となるよう期待されます。