[2025.5.23] -[門真民報]
市政の監視機能を十分に発揮することのできる議会運営を
第1回臨時会が全ての日程を終了し閉会
第1回臨時会が13・14日に開かれ、既に専決処分された条例改正1件、補正予算5件については、全会一致で承認されました。
議会役員では、議長に松本京子議員(公明党)、副議長に大西康弘議員(真政会)が選挙で選ばれ(党議員団は、議長に福田英彦議員、副議長に豊北ゆう子議員に投票)ました。
監査委員には、吉水志晴 議員(大阪維新の会)が賛成多数で選任されました(党議員団は反対)。
豊北ゆう子議員は、民生水道常任委員会、守口市門真市消防組合議会に所属することとなりました。
福田英彦議員は、総務建設常任委員会、議会運営委員会に所属することとなりました。
市議会本来の役割である「市政の監視機能」を十分に発揮できる構成にすることと、それにふさわしく今後各議員が十分調査し、市政を正すことのできる議会運営が求められます。
2025年度各委員会一覧表
福田 英彦 議員(総務建設常任委員会委員議会運営委員会副委員長)
豊北ゆう子議員(民生水道常任委員会副委員長守口市消防組合議会議員)
組合役員に対する騙し討ち懲戒処分は認められない!
職労役員懲戒処分取消訴訟第7回口頭弁論
門真市職労役員「だまし討ち」不当懲戒処分の取消を求める裁判の第7回口頭弁論が19日、大阪地方裁判所で開かれ、党議員団から福田英彦、豊北ゆう子両議員が傍聴しました。
今回は、裁判長が交代したことから、原告と被告からそれぞれ、この裁判の争点と主張のポイントについて説明しました。
原告の説明では、被告の主張は、市民からの通報をきっかけに組合役員の離席状況を認識したとしていましたが、裁判の中でその半年も前に当時の所属長から組合委員長の離席状況について人事課に報告するとともに人事評価に反映させるか否かについて問い合わせたところ、問題視しない対応を指示していた事実が被告側書面で明らかになっています。
市民からの通報以降、半年間も秘密裏に「観察記録」を付け、ガイドラインに基づく協議をすることもなく、いきなり懲戒処分を行った「騙し討ち」であることについて改めて説明しました。次回の期日は7月14日(月)午後1時30分からで、当時の人事課長、障がい福祉課長、原告に対する証人尋問の必要性の有無などについて裁判所が判断することとなっており、引続き注視していきます。
メタンガスによる爆発・熱中症危険がなくならない万博会場
議員団で万博会場を視察
熱中症の問題やメタンガスの発生など、問題の多い夢洲で行われている大阪関西万博会場に、日本共産党門真市議会議員団がテストランで指摘された課題等について調査するため15日、再度視察に訪れましたが、爆発の危険性や熱中症対策などの危険性は解消されていないことを改めて、認識するものでした。
立ち入り禁止」
ここだけで大丈夫?
4月6日のテストランで、寺本けんた日本共産党守口市議が、西ゲート付近で基準値を超えるメタンガス濃度を検知した場所には、「立ち入り禁止」の貼り紙がされ金網で囲われていました。 しかし、その他の場所でのメタンガスの発生、基準は超えていないのか等、不安は払拭されていません。
府の無料招待事業で学校単位で訪れる万博遠足では熱中症の不安や休憩所確保等の対策が求められていました。
熱中症・混雑の心配休憩所の確保は
バスで訪れる場合は、駐車場から入場口の西ゲートまで約1キロあり、日差しを遮るものが一つもありません。大人の足でも10分以上かかり、熱中症対策が必要ですが、未だに何も対策がとられていないのは問題です。
万博遠足で訪れる児童生徒の入場時の混雑を避けるための専用レーンが2か所設けられていて、議員団が見ている時点ではスムーズに入場できていました。
西ゲート近くの団体休憩所は、予約制になっていて、児童・生徒が楽しそうに昼食をとっていました。大屋根リングの下でも、昼食をとっている学校もありました。しかし、雨天時はどちらも雨で濡れることが予想されます。児童・生徒はどこで休憩するのでしょうか。会場内では、メンテナンス中のトイレ等もありました。
議員団は、引き続き危険な万博会場への万博遠足は中止するよう求めていきます。
メンテナンス中のトイレ
万博北隣で、カジノ・IR工事すすむ
ギャンブル依存症・負の遺産 カジノは中止に
万博会場の大屋根リングから会場北隣に、カジノ予定地の巨大な工事現場が広がっていました。
カジノがつくる
ギャンブル依存症
カジノを核とする統合型リゾート(IR)の本格工事が4月24日から始まっています。2030年開業を目指すとしていますが、ギャンブル依存症や巨額の税金投入、違法な不動産鑑定による格安賃料など問題を抱えたままです。
約49・2万平方メートルに、カジノ施設や国際会議場やホテル、展示場など整備し、年間来場者を約2000万人と見込み、売上約5500億円のうち、カジノが8割を占めると言われています。カジノ業者のエドワード・バウワーズ社長は、カジノ客の約2%にギャンブル依存症が発生すると、大阪市議会で認めています。
このまま夢洲でIRカジノをてこにした開発を進めれば、「成長の起爆剤」どころか、新たな「府の遺産」に。
日本共産党の躍進でカジノストップ
夏の参議院選挙では、日本共産党の比例での躍進・清水ただしさんの勝利が、カジノ・IR推進の維新・自民・公明に審判下し、大阪カジノを止める大きな力になります。