[2025.2.21] -[門真民報]
まちづくりの無駄遣いではなく暮らしに寄り添う施策と予算を
第1回定例会に向け議会運営委員会開かれる
25日開会予定の第1回定例会に向けた議会運営委員会が17日開かれました。
第1回定例会に提案予定の案件は、報告案件1件、承認案件1件、その他案件2件、契約案件4件、条例案件15件、予算案件10件の計33件で、理事者より議案説明があり、所管の各常任委員会に審査を付託することが決定しました。
一般会計予算の総額は、852億5900万円で、前年度の746億2400万円から
14%余の100億円余を超える増となっています。
歳入では、市債(借金)が前年の90億円から155億円と65億円増え、2020年度からは財政調整基金(市の貯金)を繰入れない「収支均衡型」の予算編成をしていましたが、2025年度は、7億円を繰入れる予算となっています。
具体的な歳出では、水桜学園(小中一貫の義務教育学校)の建設費が昨年度比で54億5308万円増の84億1047万円、古川橋北側に整備が進められている生涯学習複合施設建設費が昨年度比38億
6113万円増の56億1813万円を計上しています。
また、41階建の民間タワーマンションに45億円の助成金を支出する事業については、昨年度6億4733万4千円が計上され、新年度も同額が計上されています。
市民には全く知らせず、効果額も算定すらしていないタワーマンションに対する助成金は削除すべきです。
議案の上程時質問と代表質問で厳しくただしていきます。
意見書案は、「最低賃金法の改正と中小企業支援策の拡充を求める意見書」を党議員団として提案し、採択に力をつくします。
市長の施政方針説明に対する代表質問は、3月6・7日に行われ、日本共産党議員団を代表して豊北ゆう子議員が行う代表質問は、恐らく7日となります。
これまでみなさんから寄せられた願いやご意見を代表質問と委員会質疑で届けます。
【第1回定例会日程】
2月25日 本会議
3月6日 本会議(代表質問)
3月7日 本会議(代表質問)
3月10日 総務建設常任委員会
3月11日 民生水道常任委員会
3月12日 文教こども常任委員会
3月21日 本会議
原風景を生かし、住民合意のまちづくりのチャンス!
南東地域のまちづくりについて学習懇談会
「ハス田など門真市に残された原風景はどうなるのか」「南部市民センターの縮小・移転は困る」 などの声が多く寄せられている中、門真市南東地域のまちづくりについての学習懇談会が、日本共産党の地域支部主催で16日開かれ、福田英彦、豊北ゆう子議員が参加しました。
懇談会では、まず福田議員が、南東地域のまちづくりのこれまでの経過、北島西・北地区で進められている土地区画整理事業をはじめ、公共交通の確保や義務教育学校の整備、公共施設の再編計画など、現状と課題、今後の方向性について報告しました。
日本共産党議員団が門真住宅余剰地売却をストップさせたことがスタート
南東地域のまちづくりは、当初は市街化調整区域のみの土地区画整理事業が進められようとしていましたが、門真団地建替に伴う余剰地の民間売却を日本共産党議員団がストップさせ、活用できることとなり、余剰地も含めた土地区画整理事業が始まりました。
福田議員は、この経過を述べたうえで、南東地域まちづくり基本構想、門真市の土地利用計画(別図)、土地区画整理事業の業務代行者の事業提案内容等について説明し、問題点はありつつも、ゼネコン任せではなく住民合意で進めることにより、住みよいまちづくりができるチャンスだと述べ、公共交通の確保をはじめまちづくりの課題解決の考えについても述べました。
亀井あつし前議員は、土地区画整理事業に伴う都市計画の変更について、原風景を無くし住民に知らせずまちづくりが進められようとしていることなど、公述人として発言した内容を紹介し、公共施設再編計画では、南部市民センターの砂子小学校跡地移転(別表)の問題点を指摘し、請願運動にも繋げていきたいとしました。
参加者からは、公共施設再編計画や土地区画整理事業の進め方など様々な質問や意見が寄せられました。
出された意見は、3月議会の論戦に生かしていきます。