[2024.11.22] -[門真民報]
お金の心配なく
みんなが笑顔で暮らせる大阪に!
来年夏の参院大阪選挙区に清水ただし氏が決意
日本共産党は15日に開かれた全国都道府県委員長会議で、来年夏の参議院選挙大阪選挙区に、清水ただし元衆議院議員を擁立して闘うことを発表し、大阪市内で記者会見を行いました。
駒井正男府委員長は、大阪選挙区(定数4)は「自民、公明、維新が議席を独占しており、府民の切実な願いを参院に届ける議席がない」と指摘。府民の暮らしと営業、平和の願いを届けるために、「困っている人に笑顔と希望を届ける政治家」 清水氏の必勝をめざすと述べました。
清水氏は、「『お金の心配なく、みんなが笑顔で暮らせる大阪』にしたい。お金がないから大学にも病院にも行けない、結婚も子育てもできない。その現実を変えるのが政治の役割であり、私の強い思いです」と語りました。
賃上げやケア労働者の処遇改善、中小企業支援、年金底上げ、消費税減税、福祉と教育の充実、カジノストップはじめ犯罪被害者支援や空襲被害者支援にも取り組むと強調。「自民党政治のゆがみを大本からただし、暮らしと平和を守る日本共産党の役割を語り広げ、サポーターのみなさんとともに今度こそ党の躍進、大阪選挙区で党議席を勝ち取りたい」と力を込めました。
懲戒権の濫用、懲戒事由の不存在
違法な公平委員会裁決について反論
市職労役員懲戒処分取消訴訟 第4回口頭弁論
門真市職労役員2名に対する不当な懲戒処分の取消と公平委員会裁決の取消を求めた訴訟の第4回口頭弁論がが18日、大阪地方裁判所で行われ、党議員団から福田英彦議員、豊北ゆう子議員が傍聴しました。
第4回口頭弁論では、
被告(門真市)の主張に対し反論した準備書面4・5について、原告代理人を代表して増田弁護士が陳述。
その内容は、準備書面に基づき、①2019年4月に市民からのメールによって認められていない時間内組合活動が判明し観察記録を取っていたと主張していたにもかかわらず、4か月前には所属長から相談を受け対応していたこと。違反していると言いながら、本人に注意も警告もせず、秘密裏に観察記録を取り、そしてその2~3年前に遡り処分するという懲戒権の濫用、信義則に反すること。
②離席時間の認定について、観察記録の他には、ヒアリングや分限懲戒審査会での発言、観察記録の加筆訂正以外にないことを当局は認め、このことは造幣局での事例を見てもずさんであり、懲戒事由が不存在であること。③被告代理人と裁決処分庁(公平委員会)の弁護士が数年前まで大阪市組合事務所事件にともに大阪市の代理人として活動していたことはおよそ公平な判断は期待できず、審理中の発言を見ても明らかに違法な公平委員会裁決であることなどについて主張しました。 次回の期日は、来年1月27日(月)11時からで、原告の主張に対し被告側が反論する予定となっていて、その内容が注目されます。
処分ありきで大問題
勝利するしかない裁判
口頭弁論終了後は報告集会が行われ、口頭弁論での原告側の陳述内容について代理人弁護団から報告があり、その後、ともに裁判を闘う仲間からの発言が相次ぎました。
党議員団からは豊北ゆう子議員が発言し、物言えない職場の雰囲気の中で昨年度は約30人、今年度も10人以上の普通退職者、タワーマンションはじめとしたまちづくりに有識者からも危惧する声が出されていることなどについて報告があり、処分ありきで始まり、公平委員会のメンバーもおかしいという問題もあり、党議員団としてもできることをやりきり、「この裁判は勝利するしかない」と決意を表明しました。
憲法9条の国から 平和と和解への道を探る!
ジャーナリストの西谷文和さん迎え講演会
幣原喜重郎生誕150周年記念事業実行委員会の主催で、「平和の願い『憲法9条の国から 平和と和解への道を探る』フリージャーナリスト 西谷文和氏 講演会」がルミエール研修室で開かれました。
最初に、主催者挨拶があり、幣原喜重郎生誕150周年事業前後の取組が紹介され、門真市民のみなさんに門真市が生んだ第44代内閣総理大臣、憲法9条を発案した幣原喜重郎を知ってもらうための取組みを今後も粘り強く続けていくことが表明されました。
講演に先立ち、ロシアとウクライナ、ハマスとイスラエルとの紛争で犠牲になった全ての人々に黙祷を捧げました。そして、ガザにいる司会者の知人から紛争開始1ヶ月後に寄せられた現地の悲惨な状況を伝えた手紙が朗読されました。
生々しい紛争地の惨状を報告
なぜ戦争は起こるのか問いかけ
続いて、ジャーナリストの西谷文和さんが、昨年2回(3月、10月)訪れたウクライナとロシア、今年2回(3月、10月)訪れたイスラエルとガザの状況について報告しました。
報告では、北朝鮮の兵士がロシア軍に入り戦争が泥沼化している状況、イスラエルとガザについては、オスマン帝国に勝ったイギリスとフランスが勝手に国境を決めアラブ人とユダヤ人を対立させた歴史経過などにも触れ、多くの犠牲者が生まれている現状について報告されました。
また、なぜ戦争を終わらせることができないのかと問いかけ、SNSでフェイクニュースが拡散されている状況などについても触れられました。
また、なぜ戦争が起きるのかについても問いかけ、「戦争は儲かる」ということをイーロンマスクがメディアを買収していることなども紹介し、アメリカの大統領選挙にも関わった事についても紹介しました。
さらにこれまでの戦争が嘘から始まった歴史についても詳しく触れました。
砂漠を緑に変え、アフガン戦争終わらせた中村哲さん
西谷氏は、戦争というのは、始めるのは簡単だが、終わらせるのは難しいと述べ、その終わらせるのが難しい戦争を見事に終わらせた人がいるとアフガニスタンで活動してきた医師の「中村哲」さんを紹介しました。
中村さんは、干ばつによる死者が増えるアフガニスタンで、独学で土木工学を学び用水路の建設を行い、コメと小麦ができ、乾いた大地(東京ドーム3千戸分以上)を緑に変え、平和にしていきました。
アメリカはアフガンで20年以上戦争し90万人以上を殺す一方で、65万人を救いました。 中村さんが、9条の考えを体現し、戦争を終わらせ、アフガニスタン国民から愛されていることは教訓的です。
危険で大損の万博・カジノは中止を
このほか西谷氏は、フェイクニュースに騙されないという事に関わって、「命輝く未来社会のデザイン」をテーマとして開催しようとしている「大阪・関西万博」に言及しました。
西谷さんは、毎月夢洲を訪れていますが、ドローンで撮影した映像で、パビリオンがごみ処分場や汚染水が出てくる排水溝のすぐそばに建てられていることを紹介しました。
また、大屋根リングを能登の震災復興に活かせば、仮設住宅が5千戸できること、一カ所2億円のトイレがつくられようとしていることなどの問題についても指摘しました。
また、万博後のカジノについては、吉本興業が維新と組んで儲けようとしているが、韓国では売り上げ2兆円だが、依存症対策や多発する犯罪など、マイナスは7兆円になっていることも指摘しました。万博・カジノは中止しかありません。